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Vimってなに?
Vim(ビム)とはVi(ブイアイ)という世界でも広く使われているテキストエディタの拡張版です。Unix系システムで広く利用されいる,テキストエディタのひとつです。両手をキーボードのホームポジションから動かさなくてもほとんどの操作ができるのが特徴です。
Vimを学ぶ理由
軽量で環境を選ばないエディタであり今後触る機会があるみたい。操作が初めはとっつきづらいが、覚えてしまえば高速で編集することができる。プラグインの導入で、IDEやVSCodeなどのエディタアプリと同じくらい便利にプログラミングできる。
Vimの基本操作
1. Vimの起動と終了
- 起動
ターミナルを開き、ターミナルで次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
vim - 終了
-
:q: 保存せずに終了 -
:q!: 強制終了 -
:wqまたは -
ZZ: 保存して終了
-
2. モードの切り替え
- ノーマルモード: 初期状態、コマンドを実行するモード
- 挿入モード: テキスト入力モード(
i,a,oで切り替え) - ビジュアルモード: テキスト選択モード(
v,V,CTRL-vで切り替え) - コマンドラインモード:
:を押してコマンド入力
3. カーソルの移動
-
h: 左 -
j: 下 -
k: 上 -
l: 右 -
w: 次の単語 -
b: 前の単語 -
0: 行の先頭 -
$: 行の末尾 -
gg: ファイルの先頭 -
G: ファイルの末尾 -
nG: n行目へ移動
4. テキストの削除
-
x: 文字削除 -
dw: 単語削除 -
dd: 行削除 -
d$: 行末まで削除
5. コピーと貼り付け(ヤンクとペースト)
-
yy: 行コピー -
yw: 単語コピー -
p: 貼り付け(カーソルの後ろ) -
P: 貼り付け(カーソルの前)
6. テキストの変更
-
c: 変更コマンド、例:cw(単語変更)、cc(行変更)
7. 検索と置換
-
/単語: 単語検索 -
n: 次の検索結果 -
N: 前の検索結果 -
:%s/検索/置換/g: 全体で置換 -
:%s/検索/置換/gc: 確認付き置換
8. ファイルの保存
-
:w: 保存 -
:w ファイル名: 新しい名前で保存
9. 取り消しとやり直し
-
u: 元に戻す -
CTRL-r: やり直す
10. その他の便利なコマンド
-
.: 直前の操作を繰り返す
11. バッファとウィンドウ管理
-
:ls: バッファ一覧表示 -
:b 番号: バッファ移動 -
:sp ファイル名: 水平分割で新しいファイルを開く -
:vsp ファイル名: 垂直分割で新しいファイルを開く -
CTRL-W w: ウィンドウ間移動
12. 設定の変更
-
:set option: オプション有効化(例::set numberで行番号表示) -
:set nooption: オプション無効化(例::set nonumber)
13. 特定の単語へのジャンプ
- : 次の出現場所へ
-
#: 前の出現場所へ -
%: 対応する括弧やブレースにジャンプ
14. ビジュアルモードでの選択と操作
-
v: 文字単位選択 -
V: 行単位選択 -
CTRL-v: 矩形選択
15. コマンドライン補完
-
CTRL-D: コマンドの一覧を表示(例::eの後に押す) -
<TAB>: コマンドまたはファイル名の補完(例:d<TAB>で:edit補完)
16. ヘルプ機能
-
:help: ヘルプウィンドウを開く -
:help cmd: 特定のコマンドのヘルプを表示 -
CTRL-W CTRL-W: ウィンドウ間移動 -
:q: ヘルプウィンドウを閉じる
17. カスタマイズ
-
vimrcファイルで個別の設定を保存
まとめ
便利な機能がたくさんあったので、慣れたらすごく早く作業ができる可能性を感じた。
ただ、学習コストは高さそうなので少しずつ使いながら覚えていきたい。