目次
はじめに
この記事は『Happiness Chain Advent Calendar 2024』の17日目の記事です。
私は東京で働く30代後半の厨房レイアウト設計者です。現職ではVBAやGoogle Apps Script(GAS)を使った業務改善に取り組んできましたが、漠然とした将来への不安や「このままでいいのか?」という気持ちが拭えず、プログラミングを独学で学習していました。
転職を実現し、場所にとらわれない生活を目指して、Happiness Chain(以下HC)に入会し、学習を続けています。この記事では、私がHCでの学習を通じて経験した成長や気づき、苦労、今後の目標についてお伝えします。
学習を始めたきっかけと背景
- 停滞感と未来への不安
現状にある程度の満足をしつつも「このままでいいのか?」という気持ちが常に頭の片隅にありました。職場環境は休みも取りやすく快適ですが、成長してないと感じる日々が続いており将来が不安でした。
そんな自分に不甲斐なさと苛立ちを感じてました。 - 副業への挑戦
友人の誘いで副業を手伝った際、オープンで共創的なエンジニア文化に触れました。それは今までの「情報やナレッジは隠すもの」という価値観を覆す、まさに衝撃的な経験でした。「こんな環境で働いてみたい」と強く思うと同時に、この年齢で大丈夫だろうかという不安も感じました。
HCに入会するきっかけ
- 年齢は関係ないという言葉に背中を押された
入会前の面談で、「年齢は関係ない」 という言葉をいただきました。30代後半の自分にとって、年齢が壁になってしまうのではないかと心配だったので、この一言が強く心に響き、一歩を踏み出す勇気をいただきました。
- モダンな技術を学べる
HCではバックエンドやフロントエンド、クラウドなど、実際の現場で求められるモダンな技術を体系的に学ぶことができます。独学では「何を学ぶべきか」迷いがちな私にとって、この環境がとても魅力的でした。
- オンラインで学習が完結する
フルリモートで学習が進められるため、時間や場所の制約を受けずに学習できる点が、働きながら学びたい自分にとって理想的でした。さらに、参加は任意ですがオフラインイベントも開催されているため、HC生と直接交流できる機会もあり、孤独を感じずに学び続けられる環境だと感じました。
- 就職支援の充実
他のスクールでは「35歳を過ぎると支援は難しい」と言われました。しかし、HCでは年齢に関係なく、現実的な就職支援や提携企業への就職を目指せる環境が整っていると伺いました。このことが、私にとって大きな安心感となり、HCへの入会を決断する後押しになりました。
学習進捗と成果
HCロードマップに沿ってカリキュラムに取り組み、学習を開始した7月29日から12月16日までの学習時間は419.5時間に達しました。具体的な月ごとの学習時間は以下の通りです。
月 | 学習時間 (h) | 内容 |
7月 | 11.5 | 学習の進め方 |
8月 | 102 | Progate,Markdown,Vim,git基礎 |
9月 | 93 | GitHub flow,html/css基礎,Docker基礎 |
10月 | 103.5 | Python入門,SQL入門 |
11月 | 70 | DB設計,RESTについて |
12月 | 39.5 | Django基礎 |
なかなか達成は難しいですが1日4時間、1か月100時間という目標を掲げ、日々地道に努力を積み重ねています。
学びの中で感じた気づき
- アウトプットの大切さ
学習内容を自分の言葉でまとめたり、作業を可視化することで理解が深まることを実感しました。ブログやツール作成を通じて、理解したつもりが減り、身についていくと感じています。
- HC生の進捗が与える刺激
HCでは他の生徒の頑張りや進捗が見える環境があります。それが自然と刺激になります。
- 「自分も置いていかれたくない」
- 「みんなも頑張っているのだから自分も頑張ろう」
と前向きな気持ちを維持する原動力になっています。
- 自分のペースで進める重要性
周りのペースと比較してしまうこともありますが、人それぞれ背景や学習スタイルは異なります。焦らず、「過去の自分を超える」 ことを意識し、少しずつ確実に進めることが成長への近道だと思って学習を進めています。
- ロードマップの提示とレビューの重要性
独学では「何を学ぶべきか」「この方向性で正しいのか」と迷う時間が多く、回り道をしてしまいがちでした。特に30代後半の私にとって、時間を無駄にしないことはとても重要です。HCではロードマップが明確に提示され、定期的なレビューを通じて学習に集中できるため、限られた時間の中で効率よく学びを進められていると感じています。
苦労したこと
- 学習時間の確保と習慣化
最初は学習習慣がなく、机に向かうことすら結構気合が必要でした。しかし、少しずつ習慣を身につけたことで、今では「学ばないと落ち着かない」自分に変わってきました。
- 疲れからくるモチベーションの低下
本業後の学習は疲れが溜まってしまい、やる気が出ない日もありました。そんな時は「少しだけ」と自分に言い聞かせ、少しでも学習を進めるようにしています。
- 焦りと周囲との比較
同時に入ったHC生が先に進む姿に焦りを感じることもありましたが、学ぶ背景やペースは人それぞれ。違いは当たり前だと気づいてからは、「みんな頑張っている」と前向きな気持ちで学習に取り組めるようになりました。
今後の目標と挑戦
短期目標
- HCのロードマップを確実にクリアする。
中長期目標
- バックエンドとクラウドインフラの技術を習得
AWSやAzureなどクラウド技術を活用し、システム開発・運用の力をつける。 - AI技術を活用した開発
AIを取り入れたサービスを活用し効率のいい開発に挑戦する。
最終的な目標
- 転職活動に活かす
エンジニアとして転職し、新たなキャリアを築く。 - 自分でサービスを作る
自分のアイデアを形にし、誰かの役に立つシステムやツールを世の中に届ける。
まとめ
私は正直意志が弱いので、ここまで学習を続けられるとは思っていませんでした。
独学では、作りたいものや副業で必要な知識を「つまみ食い」しており、体系的な学習ができていなく、学習するものや学習する教材を探すのに時間がかかってしまっていました。しかし、HCではロードマップがあるおかげで、何を学ぶべきか迷うことなく、順序立てて効率的に学ぶことができています。この学習環境は、私にとても合っていると感じています。
受験勉強を経験しなかった私にとって、今が人生で一番勉強しています。何事にも諦めがちだった自分が、毎日少しずつ努力を積み重ね、現在では419.5時間もの学習を達成しました。HC生から刺激を受けながら、自分のペースを大切に前へ進んでいます。
これまでの自分から脱却し、未来を変えるために、これからも学習を続けていきます。