目次
この記事でやること
前回までで、ChatGPTの「転職活動」ProjectとNotionの「マスタープロフィール」「求人管理」ができました。
この記事では、作った環境を実際の転職活動でどう使うのかを、求人を見つけてから面接後まで順番に説明します。
普段の利用では、毎回長いプロンプトを書く必要はありません。
Project Instructionsに共通ルールを設定しているため、基本は短い指示で進めます。
全体の流れ
求人を見つける
↓
ChatGPTに評価してもらう
↓
自分で応募候補にするか判断
↓
候補だけNotionへ保存
↓
応募書類を求人向けに調整
↓
面接対策
↓
面接を受ける
↓
結果・気づきをNotionへ記録
↓
次の選考へ ChatGPTは判断材料を整理しますが、応募するか、条件を受け入れるかといった最終判断は自分で行います。
STEP 1:気になる求人を見つける
求人サイトや企業の採用ページで気になる求人を見つけたら、そのURLをChatGPTの「転職活動」Projectへ渡します。
最初はこれくらい短い指示で構いません。
この求人どう?
Notionのマスタープロフィールを基準に評価して。
まだNotionには保存しないでください。
求人URL:
ここにURL ChatGPTには、求人票と自分のプロフィールを比較してもらいます。
例えば、仕事内容、年収、勤務地、働き方、必要スキル、経験との一致、足りない条件、確認事項などを整理してもらいます。
STEP 2:AIの評価を見て自分で判断する
評価結果が出たら、点数だけで判断しません。
確認したいのは、例えば次のような点です。
- 希望する仕事内容に近いか
- 今までの経験が活かせるか
- 年収や勤務地など必須条件を満たすか
- 足りないスキルが現実的に補える範囲か
- 求人票だけでは分からない重要事項が何か
適合度が高くても、自分が重視する条件を外していれば見送って構いません。
逆に不足スキルがあっても、経験の転用が可能なら応募候補になる場合があります。
ChatGPTは応募可否を決める人ではなく、判断材料を整理する役として使います。
STEP 3:検討を続けたい求人だけNotionへ保存する
応募候補にしたいと思った求人だけ、Notionへ保存します。
この求人を応募候補としてNotionの「求人管理」に保存して。
先ほどの評価結果も使ってください。 保存後、Notionの求人管理を開いて、会社名、職種、求人URL、適合度、応募判断、懸念点などが入っているか確認します。
すべての求人を保存すると管理表が膨らむため、評価した求人すべてではなく、検討を続ける求人だけを残す運用にします。
STEP 4:応募すると決めたら書類を調整する
応募すると決めたら、求人に合わせて職務経歴書や志望動機を調整します。
まず、何を強調すべきか整理してもらいます。
この求人に応募します。
Notionのマスタープロフィールを確認して、
職務経歴書で強調すべき経験・実績を整理して。 内容を確認した後、必要な文章を作ります。
先ほど整理した内容を使って、
この求人向けの職務要約と自己PRを作って。 Project Instructionsで、マスタープロフィールにない経験や数字を追加しないように設定してあります。
それでも、完成した文章は必ず本人が事実確認してから応募に使います。
STEP 5:志望動機を作る
志望動機は、自分の経歴だけでは完成しません。
企業や求人内容のどこに魅力を感じたかも必要です。
例えば次のように依頼します。
この求人向けの志望動機を一緒に作りたい。
求人内容とNotionのマスタープロフィールを確認して、
私に足りない情報を質問して。 「自分がなぜ応募したいのか」はAIが勝手に決めるものではありません。
ChatGPTには質問と文章整理を担当してもらい、自分の考えを入れて作ります。
STEP 6:応募したら選考状況を更新する
実際に応募したら、Notionの求人管理も更新します。
この求人に応募しました。
Notionの求人管理で選考状況を「応募済」に更新して。 書類通過後も同じです。
この求人の書類選考を通過して、一次面接が決まりました。
Notionの選考状況を更新して。 これにより、どの求人が現在どの段階なのかをNotionで確認できます。
STEP 7:面接前にChatGPTで準備する
面接が決まったら、求人票とプロフィールを使って対策します。
この会社の一次面接対策をして。
Notionのマスタープロフィールと求人内容を基準にしてください。
想定質問、回答の考え方、逆質問を整理して。 回答を丸暗記するのではなく、自分の経験のどのエピソードを使うかを整理するために使います。
さらに練習したい場合は、
面接官役をしてください。
一問ずつ質問して、私が答えた後に改善点を教えて。 と頼めば模擬面接もできます。
STEP 8:面接直後に内容を整理する
面接が終わったら、記憶が新しいうちにChatGPTへ話します。
文章にまとめる必要はありません。
例えば、
今日の面接内容を整理したい。
聞かれたこと:
・転職理由
・今の仕事で改善した経験
・リモート勤務について
自分が気になったこと:
・残業時間を聞けなかった
・配属部署の人数を次回確認したい
整理して、求人管理に残す内容を提案して。 と送ります。
内容を確認してから、
その内容をNotionに記録して。 と依頼します。
面接後の記録を残しておくと、二次面接前に「前回何を話したか」を探し直す手間が減ります。
STEP 9:転職活動を続けながらプロフィールを更新する
転職活動中に、自分の強みや実績を思い出すことがあります。
また、求人を何件か見ることで「自分はこの条件を重視したい」と気づく場合もあります。
そのようなときは、マスタープロフィールを更新します。
ただし、求人ごとのAI評価をそのままプロフィールへ書き込むのではなく、自分で確認した事実や、自分で決めた希望条件だけを反映します。
例えば、
今後、リモート勤務は必須条件ではなく「あると嬉しい条件」に変更したい。
マスタープロフィールの希望条件を確認して、変更案を見せて。 と依頼し、内容を確認してから更新します。
普段は短い指示でいい
初期構築では長いプロンプトを使いましたが、普段は次のような短い指示で十分です。
この求人どう? 応募候補として保存して。 この求人に応募します。書類を調整して。 一次面接対策をして。 今日の面接を整理してNotionに残したい。 必要な共通ルールはProject Instructions側に置いているため、毎回同じ注意事項を長文で書かなくてよいのがこの構成のメリットです。
この仕組みでAIに任せないこと
便利ですが、次の判断までAIに自動化することは想定していません。
- 応募するかどうかの最終判断
- 希望年収や働き方など自分の希望条件の決定
- 応募書類の事実確認
- 内定を受けるかどうかの判断
ChatGPTは、情報収集、比較、文章整理、記録を支援します。
自分のキャリアを決める判断そのものは本人が行うという分担にします。
シリーズ記事
まとめ
完成後の基本動作は、求人をChatGPTへ渡す → プロフィールと比較 → 自分で判断 → 必要な情報だけNotionへ残すです。
Notionに自分の最新情報と応募履歴をまとめ、ChatGPT Projectに転職活動のルールを設定しておけば、毎回ゼロから説明する必要がなくなります。
第1回で完成後のイメージを知り、第2回で環境を作り、この第3回で実際の転職活動に使う。AIやNotionに詳しくなくても、この順番で進めれば全体像を見失いにくい構成になります。